DMM GAMESでは、一緒に働ける新しい仲間を
募集しております。
interview
小野寺 崇×高嶋 俊作
小野寺 崇×高嶋 俊作
●小野寺 崇(Takashi Onodera)さん /写真右
合同会社EXNOA技術統括本部情報管理室 室長
プロフィール:ベンチャー企業にてモバイル向けの静止画・動画配信アプライアンスサーバの開発・運用に約7年従事。2014年からDMM.comラボ(現:合同会社EXNOA)へ入社。Webフロントエンドの技術を用いたブラウザゲーム開発にはじまり、マルチプラットフォームのゲームタイトルの開発に携わる。2021年より技術統括本部にて横断組織の窓口として従事し、2022年より現職。
●高嶋 俊作(Shunsaku Takashima)さん /写真左
合同会社EXNOA 技術統括本部技術推進部 部長
プロフィール:WEB系の受託開発会社にて、WEBアプリケーションの開発や運用に従事。その後2011年に株式会社DMM.comラボ(現:合同会社EXNOA)へ入社。様々な事業部の開発プロジェクトに携わる。2014年にオンラインゲーム事業部へ異動し、サーバサイドやインフラの領域を中心に、複数タイトルのリード担当を経て、技術横断部署に従事。2023年より現職。
この記事のポイント
- 「心と時代に残る、興奮を生みだす。」というミッションのもと、ユーザー数3,400万人を誇るゲームプラットフォーム「DMM GAMES」を運営する合同会社EXNOA。会社を裏で支える“技術のプロフェッショナル集団”が「技術統括本部」です。今回は技術統括本部のキーパーソン2人に、業務内容や求められるスキルについて聞きました。
※インタビュー内容は、取材当時(2024年2月)のものです。
EXNOAの中核を担う技術のエキスパート
――はじめにお聞きしたいのですが、技術統括本部とはどのような部署ですか?
高嶋 俊作(以下、高嶋) 一言で表すと、EXNOAの自社タイトル開発における技術面全般を統括する横断的な組織です。技術的な相談を一挙に引き受けており、技術のエキスパートとして頼られる存在を目指しています。タイトルの成功に寄与できるよう、自社内だけではなくパートナー会社さんへも技術的な支援を行っています。
本部の構成として、情報管理室が技術面の広報や営業といった役割を担っているのに対して、技術推進部はより開発に近い立ち位置です。
――技術統括本部は技術推進部と情報管理室で構成されていますが、それぞれどのような業務を担っていますか?
高嶋 私が所属する技術推進部は、クライアント、サーバー、インフラの各領域において、多様なエンジニアがそれぞれの専門性を持ち合わせて、ゲーム開発における技術的な課題を解決すること、そこで得られた知見を蓄積し組織に展開すること、他方で新たな価値を生み出すことが役割になります。
小野寺 崇(以下、小野寺) 私が所属する情報管理室は、技術統括本部全体の窓口としての業務が主な仕事になります。ゲーム開発に限らず、プラットフォームの機能やメンテナンススケジュールの調整、中には法務や事務手続き、トラブルシューティングの相談などもあり、内容は1つに限定していません。一旦聞いてみて、技術推進部と連携しながら、解決方法を模索することが最初の仕事になります。
開発、レビュー、AI活用……業務は1つにとどまらない
――技術推進部の業務について、さらに具体的に教えてください。
高嶋 主に技術支援とプロダクト開発・運用の二つの領域に業務が分かれています。
技術支援に関しては、ゲーム開発における技術的な課題への解決策を提案することから、ゲームタイトルの技術的な評価(レビュー)に至るまで、幅広い活動を行います。これには、開発途中の問題点の特定や改善策の提案などが含まれます。
プロダクト開発・運用の業務では、サーバー/インフラの開発基盤の構築、検証用のアプリケーションの開発、決済機能に関わるゲーム内通貨管理基盤の構築、そしてUnity開発者向けのアセット開発など、多岐にわたるプロジェクトを手掛けています。
私たちは技術のエキスパートとして、プロダクト開発を通じて蓄積された知見を活かし、最適な解決策を提供することを目指しています。またAIの活用、新サービスの検証など、常に新しい技術を学んで取り入れていくことも、重要な役割の一つです。
――窓口役の情報管理室では、多くの部署とのやり取りが発生しそうですね。
小野寺 そうですね。社内だけでも18部署、パートナー会社さんとも少なく見積もって10社以上とやり取りするので、関わるセクションの数だけ視野が広くなり、知見も増えていきます。
ゲーム開発の相談は、作品の企画段階時点ではほとんど無く、開発中や運用中のタイトルに関する相談が非常に多いです。バグの解消やサーバー、インフラ回り、決済関連など問題はさまざまです。また一様にインフラ回りの問題と言っても、開発フェーズによって解決すべき内容は異なります。どこに問題があるかを見定め、セキュリティ課題やパフォーマンス課題に向き合って改善策を検討しています。
――相談の中には対処しきれないケースもあるのでは?
小野寺 基本的にはすべて受けて、可能な限り対応しています。“できません”と突っぱねてしまっては事業が前に進まないので、情報をヒアリングして技術推進部とも相談し、最善を尽くして対応するようにしています。
エンジニアに必要な数多の要素が試される
――技術統括本部での働きがいは何ですか?
高嶋 納期や短期的な利益に追われることなく、じっくり腰を据えて取り組めるのはエンジニアにとってやりがいのある部分だと感じています。新しい技術へのチャレンジを促す組織文化も根付いており、また最近ではAIを使ってプログラミングを支援するGitHub Copilotを取り入れるなどエンジニアが働きやすい環境も整備されつつあるのでモチベーションが高まりますね。
小野寺 技術的に難易度が高い相談も来るので、チャレンジのしがいもあります。また多くの部署や他社とのやり取りがある横断的な組織なので、マーケティング、コンテンツ企画、パブリッシング事業などさまざまな情報が集まります。“技術がどうやって事業に貢献していくのか”という知見が溜まるので、エンジニアとしてだけでなく、ビジネスパーソンとしても大きく成長できる部署だと思います。
――「DMM GAMES」自体はWebプラットフォームですが、ゲーム開発をしてきた方にとって、その経験は活かせますか?
小野寺 基本的にどのジャンルのゲーム開発でも、エンジニアリングの経験や素地があるのであれば、クライアントサイド/バックエンド問わず経験は活きると思います。具体的には、ソーシャルゲームの開発経験や課金等の決済処理経験がある人はすぐに活躍できると思います。また、ゲーム開発経験はなくても、ECサイトのエンジニア経験がある人も活躍できると思います。
――総合的に、技術統括本部で働くにはどのようなスキルが必要になってきますか?
高嶋 各領域での総合的な技術スキルはもちろんですが、技術統括本部ならではなのはトラブルシューティングの能力です。発生する課題に対してどう立ち向かうかが問われます。
小野寺 組織を横断する部署なので、どんな相談にも入っていけるフットワークの軽さ、何事も自主的に改善、提案していく人が求められます。大変なこともありますが、その分経験値を得られると思います。
高嶋 その他にも月並みですが、組織内での協力やチームワーク、自発的に課題を見つけ取り組む主体性も必要とされます。
技術と経験で新しい価値を生み出そう! という人材求む
――今後の展望、あるいは応募者へのメッセージを聞かせてください。
高嶋 EXNOAの技術統括本部の知名度はまだ高くはない状態です。今後はCEDECなどのゲーム開発者向けイベントの登壇機会を増やし、社内外に技術統括本部のことを発信していきたいと考えています。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、分野を超えた連携による技術と経験で新しい価値を生み出していく組織を目指しています。一緒にやってみたいという方からのご応募をお待ちしてます!
小野寺 ”エンジニアが足りません!助けてください!”これに尽きますね(笑)。会社を裏で支える重要なポジションです。”自分の技術でEXNOAを助けてやろう!”という気概を持つ人にとっては最高にやりがいのある環境だと思うので、ぜひ一度じっくりお話ししましょう。