interview

佐藤 恵介×児玉 貴弘

interview 「事業の発展」と「組織の成長」を担うエンジニアリングマネージャーの魅力 プラットフォーム技術開発本部

佐藤 恵介×児玉 貴弘

●佐藤 恵介(Keisuke Sato)さん /写真右
合同会社EXNOA プラットフォーム技術開発本部 本部長
中小企業向けの営業を経て、広告代理店で配信システムのシステムエンジニアに。大手企業向けのサービスアプリケーションの受託開発を手がけた後、オンラインゲーム事業担当として2011年にDMM(現:合同会社EXNOA)入社。ガラケープラットフォームのシステム開発担当を経て、ガラケーのゲーム配信サービスをローンチ。「DMM GAMES」立ち上げに参画し、2018年より現職。

●児玉 貴弘(Takahiro Kodama)さん /写真左
合同会社EXNOA プラットフォーム技術開発本部 エンジニアリングマネージャー
プロフィール:約6年インフラエンジニアとしてサービス立ち上げや運用に従事。その後バックエンドやフロントエンドの領域を中心に、様々な業種で多数の開発プロジェクトに携わる。2013年に株式会社DMM.comラボ(現:合同会社EXNOA)へ入社。プラットフォームの開発担当を経て、組織マネジメントに従事。2023年より現職。

この記事のポイント

  • 「心と時代に残る、興奮を生みだす。」というミッションのもと、ユーザー数3,400万人を誇るゲームプラットフォーム「DMM GAMES」を運営する合同会社EXNOA。今回は「DMM GAMES」のプラットフォーム技術開発本部の2人に、同社におけるエンジニアリングマネージャーの役割や期待されること、求められるスキルややりがいについて聞きました。

技術目線とビジネス目線を同時に求められるエンジニアリングマネージャー

――はじめに、「DMM GAMES」のプラットフォーム事業について教えてください。

佐藤 恵介(以下、佐藤) プラットフォーム事業は、アライアンス営業、マーケティング、プランニング、デザイン、エンジニアリング、運営など様々な要素で成り立っています。
現在募集しているエンジニアリングマネージャー(以下、EM)はその中で、プロダクト本部とプラットフォーム技術開発本部というエンジニアが所属している組織での活躍が期待される職種です。

プロダクト本部はエンドユーザーの眼に見えるプロダクトそのものを開発しており、プラットフォーム技術開発本部(以下、技術開発本部)は決済機能などのプロダクト共通で必要となる機能開発や横断的な品質向上、技術サポートなどを行っています。

児玉 貴弘(以下、児玉) プロダクト本部と技術開発本部のスタッフは、エンジニア以外も含めると現在200名ほど在籍しています。開発は基本チーム単位で行われ、1つのチームは多くて7、8名ほど。EMはそれらの複数チームを部門ごとに取りまとめるのが仕事です。

――取りまとめるというと、具体的にはどのような業務内容になるのですか?

児玉 EMの仕事はエンジニア組織の成長を促し、プロジェクトを適切に進行させ、技術課題への対策を行い、サービスのアップデートをリードすることです。役割としては組織面と技術面の2方向が挙げられます。

組織面では、採用、目標管理と評価、チームリーダーやメンバーの育成、カルチャーの創出などの役割があります。特に採用にはとても力を入れています。中途採用では、EM以外でも、即戦力となりえるエンジニアやプロジェクトマネージャーを積極的に採用し、短期で組織強化を図っています。新卒採用では、10年後、15年後により進化した組織を作るため未来に活躍するエンジニアやリーダー候補の採用を進めています。

技術面では、技術戦略策定と推進、開発パフォーマンス管理、品質管理、技術負債脱却、プロジェクトの課題解決、作業環境の整備などが主な業務です。いずれもユーザーやゲーム開発のデベロッパーにより良い環境を提供するための重要な仕事です。

――EMが担う役割はかなり大きそうですね。

児玉 そうですね。EMと聞くとエンジニア目線でのマネジメントに特化したポジションと思われがちですが、ビジネス目線での判断も必要不可欠なスキルとしてとらえています。

――ビジネス目線の判断というと?

児玉 システム開発の目標はあくまでもプラットフォームの発展で、技術はその目標に向かうための手段に過ぎません。したがって開発においては「事業にどんなプラスになるか」という目線が必要です。すなわち、技術目線、ビジネス目線の両方で事業をとらえ、会社の成長に貢献していく姿勢が求められます。

時代やニーズに合わせて変化する「DMM GAMES」で活躍する条件

――EMにはどのようなスキルが求められますか?

佐藤 最低限、エンジニア組織のマネジメント経験は必須となります。また、ユーザーやデベロッパーが何を求めているかを常に考えられる想像力はぜひ欲しいですね。というのも「DMM GAMES」の特性として、1つの開発方針を遵守するというより「時代やニーズに合わせて機能も方針も変化していく」という面があるからです。我々にはGoogleやAppleといった強い競合が多く、そうしたライバルに品質・機能・技術などで常に差別化し続けなければなりません。変化に強く、柔軟性があり、かつ競合にも勝てる方法を考えなければならないという点では、EMに求めるアウトプットのハードルは高いと言えます。

――組織マネジメントの面で求められるスキルは何がありますか?

児玉 業務は開発から組織運営まで多岐にわたるので、エンジニアへはもちろんのこと、経営層含めあらゆる職種や立場の方と目線を合わせて会話できるコミュニケーション力が必要です。また、自身の職域だけでなく、組織全体を見渡せる視野の広さや視座の高さも必要となります。

――人、技術、プロジェクト……プラットフォーム開発に関するほとんどのマネジメントスキルが求められるという意味では、かなりレベルが高い職種ですね。

佐藤 そうですね。EXNOAが業界大手でありながら小回りの利いたスピーディーな組織運営が出来ているのは、中間部分を担うEMの働きがかなり大きいと思います。一般的に中間管理職は、組織の規模が大きいほど「上の人がこう言っているから…」という安直な指示を出しがちですが、EXNOAが求めるEMは経営層の意思決定を正しく理解、翻訳し、現場が納得できる形でタスクを渡していくのが仕事です。そのため、主体性が無かったり、できない理由を作って動かない人は向いていないかもしれません。

――実際に活躍している人の共通点はありますか?

児玉 EXNOAは「主人公であれ」「冒険をひとつ入れる」「パーティと乗り越える」という3つのバリューを掲げています。「主人公であれ」は自分の役割において他責にせず主体的に動くこと。「冒険をひとつ入れる」は業務に新たな工夫やチャレンジを入れてみること。「パーティーと乗り越える」は自分のためだけではなくチームのために動き、チームの力でより大きな目標達成を目指すことです。これらのバリューに共感し、体現してくれる方がEXNOAに合っていることになりますし、実際に活躍している社員もこのスタンスを持っている方が多いです。

「課題解決によるユーザー満足度の向上」と「育成によるチーム力の向上」2つの醍醐味

――EMとして働くことで得られるやりがいについて教えてください。

児玉 ビジネスの課題を技術で解決できるということです。チームの生産性を上げたり、効率化を進めたり、技術負債を解消するという課題を優先度を考えながら解決していくことは非常にやりがいがある仕事です。結果的に新機能を早く届けることができたり、品質が高まることでユーザーやデベロッパーの満足度が上がり、成果の実感ができます。

またエンジニアの育成やキャリアプランを一緒に作っていくことでメンバーや組織の成長を実感できることも、やりがいの一つだと思います。特にチームリーダーの育成は難しいのですが、組織を成長させる上でとても重要なことです。

――チームリーダーとはどのような存在で、その育成はどのように行われますか?

児玉 チームリーダーはチームのメンバーと協力して組織を牽引し、業務を効率的に進める役割を担っています。チームを正しい方向に導くために、チームリーダーには会社の方針を正しく理解してメンバーに伝えてもらう必要があります。そのため、チームリーダーにはEMと一緒に上位層の会議に参加してもらい、意思決定のプロセスを肌で感じてもらうこともあります。

佐藤 EMはチームをコントロールするのが仕事です。しかし会社の考え方や方向性が現場の一人一人に正しく伝わっていないと、どこに向かえばよいか分からず、チームは機能不全になります。そのために必要なのがチームリーダーを始めとしたメンバー1人1人の現場教育です。その結果として開発が上手くいけばメンバーのモチベーションが上がり、次のマネージャーも育っていく。教育と聞くと堅苦しく感じるかもしれませんが、あくまで手段です。ユーザーやデベロッパーのために動けるチームリーダーを育てることで、より良いサービスをユーザーに届けられるのだと考えれば、EMの仕事の醍醐味だと言えます。

成長を続ける「DMM GAMES」。変化を楽しめる人材を求む

――EMとして入社した後のキャリアの見通しについて教えてください。

佐藤 基本的にはEMから部門長、プロダクトマネージャーへとステップアップしていきます。入社直後はプロダクト本部、または技術開発本部の直下に入り、各部のエンジニア組織でどのような課題があるかを自ら抽出してもらい、その課題に対して自身が貢献できそうな部署に配属される形になります。前職でエンジニアとしてプロダクト開発をしており、その後に何らかのエンジニア組織のマネジメントを行なっていたような方であれば、EMとしてのキャリアを順調に築けると思います。

――お2人は面接の際にどのようなことを質問しますか?

佐藤 「入って何がやりたいか」という主体的な目標は聞くようにしています。それによってモチベーションを高く保って働き続けられる方かどうか分かりますので。

児玉 自分の強みをEXNOAでどう活かしたいかは聞きますね。それによってどのように活躍できるかのイメージが浮かびます。またこれまでのプロジェクトの実績を聞く際には、自ら進んで行ったことや工夫したことを確認して、主体的な思考の持ち主なのかを判断しています。

――最後に応募希望者に向けて一言お願いします。

佐藤 大規模なプロジェクトを成功させ、組織を成長させることは大きなやりがいになると確信しています。変化の多い事業なので、そこに楽しみを見出し、EXNOAのプラットフォーム事業を発展させたいという熱意のある方は、ぜひご応募ください。

児玉 「DMM GAMES」はまだまだ完成形ではないですし、完成することはないと思っています。事業もメンバーも常に変化、進化していく必要があります。そういう場所で自身と事業を発展させたいという方と一緒にお仕事したいです。



※インタビュー内容は、取材当時(2023年12月)のものです。

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Top Recruit 社員インタビュー 「事業の発展」と「組織の成長」を担うエンジニアリングマネージャーの魅力